食べるシアワセは、食べる空間から得られるもの
私はもともと食べることが大好き。
というよりは、食べることに対しての執着が強いんです。
小さい頃は、食べたいように食べることができなくて・・・物心ついてからは自分で作るということを覚えたおかげで食べたいものが食べれるようになって・・・社会人になってからは、自分が知らなかった美味しい食べ物がまだまだあるんだということを知って・・・食べ物の世界にはせる想いは尽きないな〜って思います。
美味しいものを食べる時って、めちゃ幸せなんですよね〜。
あ、美味しいものといっても、高級なものがいいとは限りませんよ。
私にとって一番美味しく感じるのは、美味しいねって言える相手がいる空間でのこと。
どんなに美味しいと絶賛されるものでも、一人で食べるのはあまり好きじゃないんです。一人で黙々と食べていると、食をとっているんじゃなくて、餌を詰め込んでいる様な感じになってしまうんです。
だから食材に感謝できないし、満足感もないんですよね〜。
美味しいと思えるものを食べられるって、本当に幸せなことなんだな。
そう実感したのは、7年前に胃を切除した時でした。
術後って、3日間飲まず食わずの絶飲食なんです。
4日目に大さじ一杯ずつの3品をやっと口にできるんですけど、その時の悲しさったらなかったです。
そこから1年ぐらいは食べるものにすごく気を使わないといけなくて、油物、消化の悪いもの、刺激物系がNGとか何かと制限があったんです。
でもね、我慢できなくて食べちゃうでしょ?だって、脳みそは欲しがるんだから(笑)
そうすると、消化できないからとてつもなく具合が悪くなちゃうんです。
内蔵に気を使うと、脳みそが満足しない状態。
めちゃストレスでしたね〜。
そこからだいぶ回復したので、いろんな食べ歩きとかしてみたんです。
食からちょっと離れてしまったから、世間の食文化はどんな変化をしているのかなと。
それまでしたことのなかった「おひとりさま」をして、改めてひとりメシの侘びしさを実感して、どんな高級なものでも、ぼっちでは美味しくないなとも実感しました。
食を楽しむって、独りじゃつまらない。
誰かがいてくれるから、楽しみ方を感じられるんです。
そんなことに気づいてからは、食べるって身体にはもちろん大事だし、気持ちにも大きく影響するものなんだって思うようになりました。
だからね、私が伝えたいのは素材の味云々より、食の楽しみ方なんです。
食の好みやスタイルは人それぞれ。
それぞれに合った提案なんてできないから、私というフィルターを通して、こんな楽しみ方をする人もいるんだな〜、ぐらいの目安になればいいかなって思います。
そんなかたちで南信州飯田の飲食人を紹介していきたいと思います♪
あ、因みに・・・
基本的に好き嫌いがないのですが、南信州は海無し県。魚類のネタは少ないと思われます(汗)
地域柄なのでその辺はご了承くださいませね〜。
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