「PAL'S-パルズ-」をハンバーガーカフェにした理由とは?
飯田市には居酒屋、焼肉店、カフェ、スナックなどなど、飲食店が多数あります。
飯田市の人口比率に対しての飲食店の数は全国ランキングで3位。
呑み喰い好きが多い街ってことですね。
その飲食店を細かく分類していくと、いろんなジャンルに分かれますよね。
居酒屋にしても、和食系、洋食系、アジアン系。
焼肉店だって、韓国風、ジンギス風、レトロ風に分かれます。
そんななか、カフェ形態で「ハンバーガー専門店」というジャンルは飯田市にはありませんでした。
ハンバーガーはファストフード店で食べるもの。
そんな風習が強いです。
そんな風習が強いのに、敢えて「ハンバーガーカフェ」をオープンしたのが、「PAL'S-パルズ-」のオーナー、古瀬 輝明さん。
せわしなく時間が流れていく都会と違って、田舎時間はのんびり。
ハンバーガーはせわしなく食べる人のものじゃないの?
私はそう思っていたので、なぜ飯田でハンバーガーなのか聞いてみました。
「PAL'S-パルズ-」をハンバーガーカフェにした理由
21年務めていたカフェからの独立を決めたものの、店舗のメインメニューをどうしようかなって悩んでたんだよね。
決めきれなくて・・・それなら自分の子どもが食べたいものを食べさせてやりたいなと思ってさ、子どもに聞いてみたんだ。
「お父さんがごはん屋さん開いたら、何が食べたい?」って。
そうしたら、子どもたちが口々に「ハンバーガー!」って言うの。「お父さん、美味しいハンバーガーが食べたいな〜」って。うちの子どもたちはハンバーガーが大好きで・・・
それなら、お父さんがとびきりうまいハンバーガーを食べさせてやる!子どもたちの言葉に反応して、ハンバーガーカフェにすることにしたんだよ。
そして、ハンバーガーカフェの業務形態は、古瀬さんの理想に近かったというのもあるそうです。
・ハンバーガーはグリル台が一つあればできるから、小規模店舗でできる。
・少人数でできる。(一人でできる)
漠然とした自分のイメージにピッタリだったんですって。
古瀬さんはかしこまった格式高い店じゃなく、気軽に立ち寄ってもらえるようなお店にしたいから、こじんまりしたお店にしたかった。
そのイメージに合うのが、ハンバーガーだったということだったんです。
さらには、古瀬さんの趣味を店舗内装に活かすこともできる。
学生の頃観た、トム・クルーズ主演の「カクテル」。
映画のシーンに出てくるネオン管を見て、アメリカってスゲーなってドキドキしたんですって。
それ以来、アメリカンロックに夢中になって、アメリカのフランクな感覚、ポップな感覚が大好きになったそうです。
ちゃんとしているけど、どこか雑な感じ。
そうすることで、外食をスペシャルなものではなく、ちょっとした日常の延長にとりいれてもらいたい。
そういった想いがあるそうです。
食べることだけ考えたらお腹が満たされれば済むことですけど、気持ちの満足感を満たしてくれるのが飲食店の役目。
ハンバーガーカフェ「PAL'S-パルズ-」はご褒美的な気分を満たす場所ではなく、おでかけ気分をちょっと高めてくれる場所。
古瀬さんのお話を聞きながら、そんなことを感じました。
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Burger cafe PAL'S (ハンバーガーカフェ ーパルズー)
長野県 飯田市 本町1丁目10番地1
TEL 080-2394-3984
営業時間 11:30〜20:30(ラストオーダー)
-ハンバーガーのテイクアウトもできます-